カフェで飲むコーヒーが好きになってくると、自宅でも美味しいコーヒーを飲みたくなってきませんか?
自宅でも美味しいいコーヒーを飲みたいですよね。それなら、自分でコーヒーを入れるのに挑戦してみませんか。
ただ、どんな道具を揃えたら良いのか解らないですよね。でも、大丈夫です!
この記事を読んだら、あなたに必要な道具が何か解るようになります。
さあ、必要なコーヒー道具と、新鮮なコーヒー豆を揃えて、お店と同じような美味しいコーヒーを楽しみましょう!
美味しいコーヒーを入れるための道具はなぜ必要なの?
コーヒーには、多種多様な入れ方が存在します。それぞれのタイプ別に専用の器具があり、それぞれに最適化された器具になっています。
そのため、入れ方に適した道具が必要になってくるのです。
同じコーヒー豆であっても、入れ方が異なると、味わいにも変化が生じます。
例えば、ぺーパードリップとフレンチプレスと比べれば、フレンチプレスの方がより深い味わいのコーヒーになります。
これは、コーヒーと器具の相性の特性でフレンチプレスの方がより多くのコーヒー成分を抽出できるからなんです。
コーヒーを入れる際、あなたが選択している器具によって、揃えるべき道具も変わってくる場合がありますのでご注意ください。
先ずはこの道具を揃えたい
自宅でコーヒーを入れる準備を始めたあなたに、先ずご用意していただきたい器具は、入れ方とは関係なく必要な
- ドリップポット
- コーヒーミル
- キャニスター
- コーヒーメジャー
以上の4点です。まずは、この4器具であなたが「良いな!」と思ったものを選んでみてください。
ここから、あなたのコーヒータイムの始まりです。
ドリップポット(コーヒーケトル)
コーヒーを入れる専用ポット(ケトル)です。
コーヒーを入れる際、通常のポットでは注ぐお湯の水量が多すぎるので、水量を抑えた細口のポットが必要になります。
水量は、通常のポットに比べて、1/5 ~ 1/10 位の水量になります。
ま注ぎ口がスワンネックとなっており、口が長く、口の先がカーブしているため、水切れが良くなっています。
コーヒーの抽出や器具にお湯を注ぐ場合、静かにゆっくりと注ぐ必要があるため、コーヒー専用のポットは是非揃えることをお薦めします。
コーヒーミル(グラインダー)
なるべく鮮度が良い状態でコーヒーを入れるために、コーヒーを入れる直前にコーヒー豆を粉にすることが必要です。
美味しいコーヒーの条件にコーヒーの鮮度があります。コーヒーの劣化の原因は酸化です。コーヒー豆の酸化をなるべく抑えるためには豆の状態で保管することが必要です。
コーヒーミルがあれば、コーヒーを入れる直前に粉にすることができるます。
常温時、コーヒーを美味しく入れられる期間は、豆の状態で約1か月。粉の場合で1週間です。
美味ししコーヒーを入れるためには、コーヒーを入れる直前に豆を粉にするのがベストになります。
キャニスター(密閉容器)
購入したコーヒー豆の鮮度を保つために、キャニスター(密閉容器)が必要です。
コーヒー豆の劣化は酸化によるものです。なるべく酸素に触れないようにするのが鮮度を保つ条件です。
購入した際の袋では、酸素の流入は塞ぎきることができません。たとえチャック付きの袋であっても、コーヒーの細かな粉がチャックについてしまい、完全に密閉はできないからです。
キャニスターを選択する際には、購入する豆の量に対して、あまり大きすぎない様にしてください。酸化を防ぐ目的なので、なるべく酸素が触れない状況にしたいからです。
コーヒー豆を購入した際には、キャニスターで保管することをお薦めします。
コーヒーメジャー
コーヒー粉の量を計るために必要になります。
コーヒー1杯入れるのに必要な粉の量がは、約8g~15gです。この量を、通常のスプーンで計ろうとすると、くぼみが浅いため、毎回誤差が出てしまいます。
コーヒーメジャーは、くぼみが深く、摺り切りがし易い形状になっているので、毎回の計量で誤差が少なくなります。
毎回入れる、コーヒーの濃度が変わらないようにするため、コーヒーメジャーは用意ししましょう。
(コーヒーサーバーを購入する予定がある場合は、多くのメーカーがサーバーにメジャーが同胞さている場合があるので、確認してみて下さい。)
抽出タイプ別の道具あれこれ
抽出タイプ別に必要となる器具についてご紹介いたします。
- ペーパードリップ
- ネルドリップ
- フレンチプレス
- マキネッタ
- 水出しコーヒー
以上5タイプについて個別にご紹介していきます。
ペーパードリップ
ドリッパー/ペーパーフィルター
ドリッパーはぺーパーフィルターをドリップ時に保持するのに用いる器具です。
ペーパーフィルターは、ドリッパーの形状に適合した物を使用する必要があります。
ドリッパーの形状は、台形・円錐・平底の3タイプになります。
主なーカーの形状は、以下になります。
台形:メリタ・カリタ 現在、日本で一番普及しているドリッパー形状です。入手し易く、価格もリーナズブルです。
円錐:コーノ・ハリオ 最近、愛用者が多くなっているドリッパー形状です。プロの使用率が一番高いタイプです。(管理人はコーノ派です。写真はコーノ)
平底:カリタ 基本、業務用です。ラインナップには、個人ユーザー向けの商品もあります。ドリッパー・フィルターともに、台形、円錐形よりも高価です。(管理人は店舗で使用しています。)
コーヒーサーバー(ポット)
コーヒーサーバーは、ドリッパーから落ちるコーヒーを受ける器具になります。
直接カップにコーヒーを落としても良いのですが、2杯以上入れる場合などサーバーにメモリがあるため、抽出量がわかりやすくなります。
ドリッパーと同じメーカーでなくても大丈夫です。容量が異なるサーバーでも上口の広さは変わらないので大丈夫です。気に入ったサーバーをお使いください。
ネルドリップ
ろか器/ろか布フィルター
ネルドリップは、ろか器にろかフィルターをセットして使用します。
ろか器とろかフィルターは必ずしも同一メーカーでなくても大丈夫ですが、大きさが違いすぎると使用できませんので、確認が必要です。
コーヒーサーバー(ポット)
ろか器から落ちるコーヒーを受ける器具になります。
直接カップにコーヒーを落としても良いのですが、2杯以上入れる場合などサーバーにメモリがあるため、抽出量がわかりやすくなります。
ネルドリップ専用ポット(サーバー)
ネルドリップは、ろか器のハンドルを手に持って、反対の手でドリップポットでお湯を注ぐスタイルが通常です。
この器具は、ろか器を専用ポットにセット出来るので、片手が開いて楽に抽出が可能です。
フレンチプレス
フレンチプレス器具
フレンチプレス器具は2分割(水とコーヒー粉を入れる部品、抽出されたコーヒーとコーヒー粉を分離する部品)で構成されています。特にこの器具以外に必要な器具はありません。
マキネッタ
マキネッタ器具
マキネッタ器具は3分割(水を入れる部分、コーヒー粉を入れる部分、抽出されたコーヒーを受ける部分)の一体型なので、特にこの器具以外に必要な器具はありません。
水出しコーヒー
水出し専用コーヒーポット
水出しコーヒーな場合、約6時間程度、コーヒー粉を水に漬け置きます。
専用ポットは、一度に5~10程度水出しできます。抽出後のコーヒー粉のろ過が簡単に行えるように、コーヒー粉をセットできるバスケットが付属しています。
初心者を卒業したらこれを揃えよう
少しずつコーヒーを入れるのに慣れてきたら追加で揃えていただきたい器具が
- 温度計
- キッチンスケール
- キッチンタイマー
の3点になります。
この3点でコーヒーを入れる楽しみがさらに大きくなること間違い無しです。
温度計
温度計は、コーヒーを入れる時の、お湯の温度を正確に計るために必要です。
コーヒー入れる際、注ぐお湯の温度でコーヒーの味わいに変化があるからです。
お湯の温度が高い程、コーヒーが抽出されるコーヒーの成分濃度が濃くなります。
お湯の温度が必要以上に高い場合、抽出の必要量に達する前に、不味い成分が抽出されてしまいます。
美味しいコーヒーを入れる場合には、お湯の温度を確認する必要があります。また、お湯の温度が一定ならば、毎回同じ美味しさのコーヒーを楽しむことができますね。
キッチンスケール
キッチンスケールは、コーヒー粉や抽出されたコーヒーの量を計るのに必要です。
コーヒーメジャーで粉の量を計るのですが、毎回正確に同量を正確に計ることは難しです。またコーヒー粉は挽目(細かさ)が違っても同一量にはなりません。
抽出されたコーヒーの量を計るのに、サーバーのメモリを頼りにしていませんか?サーバーの見方によってずいぶん量が異なります。
キッチンスケールは、1g または 0.1g 単位で表示されるので正確に計ることが可能です。また、機種によっては、”g”だけでなく”ml”も表示できる機種もあります。
せっかく入れるコーヒーです。正確に計れば、毎回同様の美味しさを楽しむことができます。
キッチンタイマー
キッチンタイマーは、コーヒーを入れる多くの場面で必要になります。
時間を計る場合、手元にある時計で計ってはいませんか?
デジタル時計ならまだしも、アナログ時計では、正確な時間は計れていませんよね。他の用事をしながらだと、時間を見過ごしてしまうこともあると思います。
カウントダウン式のキッチンタイマーなら、時間になればアラームで知らせてくれるので安心ですよね。
美味しいコーヒーを入れる場合には、ぜひ、キッチンタイマーを活用することが良いと思います。
更にコーヒーを美味しくするには 水(water)にも気を使いたい
水の違いによって、コーヒーの美味しさに大きな影響があります。
焙煎後のコーヒー豆なは無数の穴が開いています。豆を粉にしてもそれは変わりません。それほど細かい穴です。
コーヒーは豆(粉)にお湯が当たり流れる過程でコーヒー成分が抽出されます。当然、豆(粉)に空いた穴からも抽出されます。
コーヒーを抽出する際、使用する水が不純物を含む水(水道水など)であった場合どうでしょうか?
水道水など不純物が入っている水を使用すると、この不純物がコーヒー豆(粉)に空いている穴を塞いでしまい、コーヒーの抽出を妨げてしまいます。
また、カルキ成分などの匂いが、コーヒーの美味しい匂いを失くしてしまいます。
水道水は煮沸すれば大丈夫と言われてきましたが(管理人の時代はそうでした)、それは、カルキ成分の匂いが飛んだだけで、不純物は依然として残っているので注意が必要です。
コーヒーを入れる際には、お水にも気を配りましょう。
不純物を取り除く、ろ過装置を通った水を使うのがベストです。ペットボトルの水は、クオリティーに差があるので確認が必要です。
まとめ
これからコーヒーを自宅で入れてみたいとなったら、なんの道具を揃えたら良いかお解かりになりましたか?
ここでご紹介した道具を、いきなり全て揃えなければいけないわけではありません。あなたが、これは必要だと思った道具から吟味してくだされば良いのです。
管理人の私も、一つずつ購入してきました。今では使用せずインテリアになっている道具も多数あります。
コーヒー好きになると、コーヒーを飲むのもそうですが、道具を揃える楽しみもあります。
ぜひ、あなたのお気に入りの道具で、美味しいコーヒーを入れて、すてきなコーヒータイムをお過ごしください。