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コーヒーの入れ方3つの種類:美味しいコーヒーを入れる方法どれ?

コーヒーを自宅で自分で入れてみたいと興味を持ったあなた。コーヒーの入れ方には何種類あるか知っていますか?

あなたの癒しの時間に、美味しいコーヒーの入れ方が分かればいいですよね。

この記事を見れば、おのずと自分に最適なコーヒーの入れ方が解るはずです。

それでは、さっそくご覧ください。

コーヒーの入れ方(抽出方法)にはどのような種類があるの?

コーヒーの抽出方法には、大まかに3つの種類に分別されます。

  • 自然圧力抽出系
  • 機械圧力抽出系
  • 自然抽出系

の3つです。

コーヒー液はコーヒー豆にお湯が透過(触って離れる)ことにより抽出されます。この透過の過程を自然の1気圧で行うか、機械の力で圧力を強制的に上げて抽出するかの違いです。自然抽出系は水やお湯に浸して抽出する方法です。

自然圧力系では、ペパー・ドリップが代表的です。機械圧力系では、エスプレッソ・マシンが有名ですね。自然抽出系では、水出しコーヒーが代表格です。

コーヒーの入れ方の種類は、

  • 自然圧力抽出系
  • 機械圧力抽出系
  • 自然抽出系

の3種類であることをご理解いただけると器具による抽出方法の違いがよく解ると思います。

コーヒーの入れ方のタイプ別の楽しみ方とは?

自然圧力系

ぺーペーパードリップ / ネルドリップ / サイフォン

自然圧力系は、コーヒーを入れる工程全てを楽しむことができるタイプです。

出来上がりのコーヒーを自分自身がコントロールすることが可能です。

一つ一つの工程を楽しみながらコーヒーを入れていくことになります。

すべての工程を確認しながら、コーヒーを楽しむことができます。

機械圧力系

エスプレッソマシン / マキネッタ / カプセル式コーヒーマシン

機械圧力系は、出来上がったコーヒーそのものを楽しむタイプです。

コーヒーの抽出は、器具まかせになります。コーヒーが出来上がるまでワクワクして待ち、出来上がりのコーヒーを楽しみます。

コーヒー粉と水を器具にセットするくらいです。後は、待つだけ。

出来上がりのコーヒーそのものを楽しんでください。

自然抽出系

フレンチプレス / 水出しコーヒー

自然抽出系は、コーヒー粉を水もしくはお湯にある程度の時間漬け置きして抽出するタイプです。

このタイプは、漬け置きするだけなので抽出までに他のタイプに比べて時間を要します。

フレンチプレスはお湯に漬け置き、抽出まで約5分程度かかります。水出しコーヒーは、約6時間~8=10時間必要です。

抽出にまで多少時間はかかりますが、漬け置くだけの手間なので時間に余裕をもって楽しんでください。

①ドリップの王道「ペーパードリップ」

コーヒーを入れるといったらまず思い浮かぶのが「ペーパー・ドリップ」でしょう。

日本国内において、一番普及しているドリップ方法です。100円ショップでドリッパーや紙フィルターが購入できるので、構えることなく楽しめることができます。

ドリッパーに紙フィルターをセットしてコーヒー粉を入れます。その中にお湯を投入して、ドリッパーの下にコーヒー液が落ちるのを待つだけのお手軽さです。後かたづけは、紙フィルターごとコーヒー粉を捨てるだけです。

ドリップしたコーヒーの魅力は、インスタントコーヒーのただ苦いだけの平坦な味わいと異なり、苦みの中に感じる甘さや酸味など奥深い味わいが堪能できることです。

コーヒーのドリップを始めるなら、まずはペーパー・ドリップからが良いでしょう。

②ドリップの最高峰「ネルドリップ」

ドリップの頂点が「ネルドリップ」です。コーヒーの美味しさを最高に引き出すことができるドリップ方法がネルドリップです。

コーヒーの美味しさを決める要素の中に「コーヒー・オイル(コーヒーの旨味成分の一つで油分が主)」があります。フィルターとしてネル生地(布)を使用するため、コーヒー・オイルがコーヒー液に十分に溶け込み、コクのあるコーヒーが出来上がります。(紙フィルターは油分を通しにくいためコーヒー・オイルはかなり少なくなります。)

ネル生地のフィルターは水洗いして繰り返し使用します。ネルフィルターは20回~30回程度使用が可能。ネルフィルターは使うほどコーヒー・オイルが通過しやすくなるのでフィルターの使用頻度でコーヒーの味にも変化があるのが特徴になります。

コーヒー・オイルの存在を確認するには、ネルドリップがお薦めです。ペーパードリップに慣れた方は、是非ネルドリップに挑戦してみてください。

③いつかは我が家に「サイフォン」

アルコールランプを使って、科学実験のように入れるサイフォンは、幻想的で目で見ても楽しめるのが特徴です。

サイフォンは、化学の力を利用してコーヒーを半自動的に入れることができます。コーヒーを入れる過程も、科学の実験をやっているように楽しめるのが特徴。

サイフォンは、下部のフラスコの沸騰した水が、上部のロートにせり上がり、ロートの中でコーヒー粉とお湯が混ざり合い、温度が下がるとまた下部のフラスコに戻る経過でフィルターを通過することでコーヒーが完成です。

サイフォンは、コーヒーが入る過程が目の前で見て楽しめる入れ方です。サイフォンで入れるコーヒーの時間はあなたにとって師玉の時間となるでしょう。

④手軽にお店の美味しさ「フレンチプレス」

フレンチプレスは、特別にコーヒーを入れるテクニックを必要とせず、お店クオリティーのコーヒーを入れる事ができる入れ方です。

フレンチプレスで使用する器具は、抽出部(ドリッパー)とポットが一体化したものとなっています。なので、誰にでも簡単に入れることが可能です。

フレンチプレスは、ポットの中に入れたお湯とコーヒー粉をフィルターを押し下げることでコーヒーを抽出出来ます。フィルター部分が金属製のため、コーヒー・オイルを多く含むコクの深いコーヒーが抽出されます。

コーヒー初心者にまずは試してもらいたいタイプの一つがフレンチプレスです。コーヒーのレシピ(コーヒー粉とお湯の分量)が決まれば、毎回同じコーヒーの美味しさが楽しめるのがフレンチプレスです。

⑤育てる美味しさ「マキネッタ」

マキネッタはイタリアで生まれたエスプレッソを入れるための器具の総称です。イタリアの各家庭に必ずあるというほどのポピュラーなものです。

マキネッタは、器具にお水(お湯)とコーヒー粉をセットしてコンロにかけてコーヒーが出来上がるのを待つだけ。

マキネッタをコンロにかけることで中のお水が沸騰して、発生した蒸気の圧力によって吹き上げられたお湯がコーヒー粉を透過してコーヒーが出来上がります。

マキネッタの器具は通常水洗いのみです。それは、器具の金属にコーヒーオイルが付着して油の膜を貼ることで金属臭を防ぎ、使えば使うほど、独特な味わいのコーヒーが入れられる様になるためです。イタリアでは、これを「マキネッタを育てる」と呼んでいます。あなたも、マキネッタを育ててみませんか?

⑥自宅でラテアート「エスプレッソマシン」

エスプレッソは一杯の小さなデミタスカップの中に、コーヒー旨味が凝縮されています。このエスプレッソを気軽にご自宅で楽しめるのがエスプレッソマシンです。

エスプレッソといえばクレマ(コーヒーの表面を覆う泡)です。このクレマを作ることができるのがエスプレッソマシンです。

エスプレッソマシンの中で発生させた高い圧力でお湯を吹き出し、コーヒー粉に透過させることで、短時間にコーヒー成分の多くを抽出することが可能になります。

エスプレッソでラテアートを描く場合、クレマがしっかりしてないとラテアートをきれいに描くことができません。自宅でラテアートを楽しみたい場合はエスプレッソマシンがお薦めです。

ラテアートは、コーヒーの表面のクレマ(泡)の上から泡立てた牛乳を注ぎ絵を描く技法です。

⑦セットもかたづけも簡単「カプセル式コーヒーマシン」

手間と時間をかけずに、美味しいコーヒーを楽しみたいという場合、「カプセル式コーヒーマシン」がお薦です。

コーヒーを入れる際に、一番の手間は、コーヒー粉を器具にセットすることと、入れた後のコーヒー粉の後始末ですね。これを解消してくれるのが、カプセル式コーヒーマシンです。

コーヒー粉がセットされたカプセルをマシンにセットして、タンクにお水れてスイッチ・オンするだけ。コーヒー粉の後始末は、マシンからカプセルを取り出すだけ。手も汚れません。

カプセル式コーヒーマシンは簡易型エスプレッソマシンとも言えます。カプセルを使用するため高圧は掛けられませんが、ある程度の圧力は掛かるのでエスプレッソの要素を含んでいます。気軽にコーヒーを楽しみたい人には最適だと思います。

まとめ

これからコーヒーを自分で入れてみたいという人には、コーヒーの入れ方に多くの種類があることが解ってもらえたと思います。

初心者の方でも、気軽に挑戦できるタイプがありますので是非挑戦してみてください。

いつもと違う入れ方で、至福の時間を過ごすのも良いでしょう。

今回のコーヒーの入れ方と種類を参考にしていただき、自分にとって極上の一杯を探求していただけたら幸いです。